【認知症マフ】リーダークルー第1期生になりました

目次

リーダークルーについて

先日、特定非営利活動法人認知症サポートグループONBOARDさんが主催する、認知症マフ リーダークルー養成講座に参加しました。

半年間にわたって3回の講座を受講し、認知症と認知症マフの作成について勉強していきます。
講座に出席し、しかるべき課題を提出したのち、認定講師として認知症マフのワークショップ等の開催ができるようになります。

受講しようか悩んでいた話

実は…ずーっと受講するか悩んでいました。

以前よりONBOARDさんの公式Instagramをフォローしていたので、「講座を開講します!」という事は知っていたんですよね。ちょっと前から告知されてましたので。

その時から悩んでいて、募集が始まった時も知ってたんですが…
光の速さで即決!とまではなりませんでした。

なんでやろ…?
何かが自分の中で引っかかってる感じがする…

それは多分、告知の際に出ていた“認定講師になる。”という部分。
んー…認定講師になりたいのかな?ちょっと違う気もするような…

もしかすると、私が発信していきたい編み物の形とは違うかもしれないから?

私がその時に抱いた“認定講師”のイメージ…

  • 正しい編み方を教える
  • 制作に独自のルールや決まりがある
  • クオリティの高い作品を正確に編む

出来上がる認知症マフのイメージ
機能性&デザイン性に優れた品質の高い正確な認知症マフを目指す

一方、当アカウントで発信したい編み物のかたちは…

405.knitで発信していきたい編み物

  • 編み方の正しさにこだわらない
  • 制作に決まりはない
  • どんな作品であれ、使う人の事を想いながら、楽しみながら頑張って編んだ想いが編み込まれてたらステキやんって思いたい。

出来上がる認知症マフのイメージ
たとえ誰かにとっては不恰好に見えるマフでも、それを使う認知症の方が温かい気持ちになることを目指す

とりあえず、難しい事考えずにみんなで編んでみよー!というかなりゆるい感じ。

こうやって比較のため並べると分かるように、編み物が好きで、ただ楽しんで編んでいるだけの世界観とはまた違った景色になりそうな気がしたんですよね。

それが、教えるなんて!
おこがましい気さえする!

※ここで誤解なきよう記載いたします
決して”認定講師”を否定しているわけではありません。
編み物を教えるなら、編み物の文化的背景や正しさ、正確さ、その他にも独学Knitterの私には想像もできないような身に着けるべき知識はたくさん必要だと思いますし、大切な事だと理解しています。

なんだかんだで受講する話

さて、どうしようか…。

以前より、病院に認知症マフを届けていると感じていた事が胸にうずきました。

編み物の知識はもちろん、病院で医療従事者の方々とお話しするにつれ、認知症についても深く勉強したいなと考えるようになりました。

ただ編み物が好きってだけでなく、患者さんにより寄り添えるマフを作りたい。
普及させたいって思うなら必要な知識かもしれない。

それに、他にも普及活動をしている仲間にも出会ってみたい!
色んな困難や課題にぶつかった時に、同じ気持ちで向き合える仲間が多い方がいいに決まっている。

最後は結局、直感でした。

多分、今やらんと、めっちゃ後悔する。今できることは、今やるべきだ!

受講を終えて

受講をしてみてどうだったのか?
私のモヤモヤは全て杞憂に過ぎませんでした。

ぴったりの素晴らしい先生に出会えたと、講座が始まってすぐに分かりました。
講師であられる能勢麻由美 先生は、とても柔軟で正しい編み方にこだわっていませんでした。

特にこの認知症マフという分野においては、細かくゲージを合わすとか、そういうのは気にしなくて全然OK!
というスタンスで、ご自身の事も「多分、編み物講師の中でもめっちゃゆるい方だと思う」とおっしゃっていました。

毛糸の選び方、
編み図を考案する上で気を使っている考え方、
編み方のコツや技術、
こういった編み方をする理由、
その他、書ききれない全てが興味深く勉強になりました。

何より、ステキに思った点が

“使う人に寄り添って編む”という理念から、マフの一部に使う人がカスタマイズできるように、わざと余白を残している。

ということ。
編んだ時点が完成形ではなく、使う人の手に渡って使われてからが完成といえるのかなと。

講座が終わる頃には、すっかり先生推しになった私は、マフとは別のワークショップにも参加してみたいなと思うようになっていました。

とってもステキな先生なので、今回の受講生の中には先生が講師だからという理由で参加されている方も何人かいらっしゃっいました。それぐらい魅力的な先生です。

こんなにステキな講座を受講するのに、
何を躊躇ってたんかな?

ちょっと前の私に伝えに行きたい。

まだまだ書きたいことはありますが、いったんここで区切ります。

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